ゲーム配信用マイクの選び方とおすすめモデル10選
ゲーム配信で視聴者が最も敏感に反応するのは、実は映像ではなく音声です。マイクの品質が低いと、どんなに面白いプレイをしても「音が悪い」という理由で離脱されてしまう。逆に、音声がクリアなだけで「聞きやすい配信」として好印象を持ってもらえます。

配信用マイクの種類を知っておこう
ダイナミックマイク
周囲の雑音を拾いにくく、丈夫で扱いやすいのが特徴。キーボードの打鍵音やエアコンの音が気になる環境に最適です。
- メリット:環境音を拾いにくい、耐久性が高い
- デメリット:口元に近づける必要がある、繊細な音の表現は苦手
コンデンサーマイク
音の解像度が高く、声の細かなニュアンスまで拾ってくれるのが特徴。静かな環境で使うなら最高の音質が得られます。
- メリット:高音質、感度が高い、声の表現力が豊か
- デメリット:環境音も拾いやすい、衝撃に弱い
USB接続 vs XLR接続
- USB接続:PCに直接つなぐだけで使える。初心者はこれ一択
- XLR接続:オーディオインターフェースが別途必要。音質の追求や細かい調整がしたい上級者向け
おすすめマイク10選【用途別】
USBコンデンサーマイク(初心者〜中級者向け)
1. HyperX QuadCast S(約18,000円)
RGBライティング付きで、配信映えするデザインが人気。タップミュートセンサーや4つの指向性パターンなど、配信に必要な機能が全部入っています。初めての配信マイクとして最もおすすめ。
2. Blue Yeti X(約20,000円)
4つの指向性パターンと高品質なカプセルを搭載。LEDメーターでリアルタイムに音量が確認できるのが便利。Logicool傘下で品質も安定しています。
3. Audio-Technica AT2020USB-X(約17,000円)
老舗オーディオメーカーの実力がUSBマイクに凝縮。フラットで自然な音質が特徴で、長時間聞いても疲れない声になります。
4. Razer Seiren V3 Chroma(約16,000円)
ゲーマー向けブランドRazerのUSBマイク。Razer Synapseから細かい設定ができるのが強み。Razer製品で統一している人には最適。
5. FIFINE AmpliGame AM8(約8,000円)
コスパ抜群のUSBダイナミックマイク。1万円以下でこの音質は驚異的。環境音を拾いにくいダイナミック型なので、雑音が多い環境の配信者に特におすすめ。

XLRマイク(中級者〜上級者向け)
6. Shure SM7dB(約55,000円)
プロ配信者・ポッドキャスターの定番中の定番。内蔵プリアンプ搭載で、従来のSM7Bの課題だった「ゲインが足りない問題」を解消。音声配信の最高峰と言える一台。
7. Elgato Wave DX(約12,000円)
配信機材ブランドElgatoのXLRダイナミックマイク。Wave Link ソフトウェアとの連携で、配信中の音声ミックスが直感的に行えます。
8. Audio-Technica AT2040(約13,000円)
放送品質のハイパーカーディオイドダイナミックマイク。正面の音だけを的確に拾い、横からの雑音を強力にカットしてくれます。
9. RODE PodMic USB(約25,000円)
USB/XLR両対応のハイブリッドモデル。最初はUSBで使い始めて、後からオーディオインターフェースに移行できる柔軟さが魅力。
10. Shure MV7+(約35,000円)
こちらもUSB/XLR両対応。Shureの技術がコンパクトに詰まったモデルで、タッチパネルでの操作性も優秀です。
マイク選びで失敗しないためのポイント
指向性を理解する
- 単一指向性(カーディオイド):正面の音を集中して拾う。配信では基本これ
- 双指向性:前後の音を拾う。対面インタビュー向き
- 無指向性:全方向の音を拾う。環境音収録向き
- ステレオ:左右の音を立体的に拾う。ASMR向き
ゲーム配信では単一指向性(カーディオイド)を選ぶのが鉄則。無指向性や双指向性だとキーボード音や生活音を拾いまくって、視聴者にとってノイズだらけの配信になる。
マイクアームは必須級
マイクを口元に近づけることで音質が格段に向上します。デスクに直接置くとキーボードの振動が伝わるので、マイクアーム+ショックマウントの組み合わせがベストです。
ポップフィルターで破裂音対策
「パ行」や「バ行」を発音したときに「ボフッ」という破裂音がマイクに入ることがあります。ポップフィルターを装着するだけで、これを大幅に軽減できます。

OBSでのマイク設定テクニック
ノイズ抑制フィルター
OBSの音声フィルターで「ノイズ抑制」を追加すると、環境音を自動的にカットしてくれます。「RNNoise」が軽量で効果的です。
コンプレッサー
大きな声と小さな声の音量差を自動で調整するフィルター。叫び声でマイクが割れるのを防ぎつつ、小声もしっかり拾えるようになります。
OBSのフィルター設定について詳しくはOBS公式ナレッジベースを確認してください。
よくある質問
Q. ヘッドセットのマイクじゃダメ?
A. 始めたばかりの段階ならOKですが、音質は専用マイクに大きく劣ります。視聴者が増えてきたタイミングでUSBマイクへの切り替えを検討しましょう。
Q. コンデンサーとダイナミック、どっちがいい?
A. 静かな個室で配信するならコンデンサー、生活音やキーボード音が気になる環境ならダイナミックがおすすめです。迷ったらUSB接続のダイナミックマイクが失敗しにくい選択です。
Q. マイクの距離はどのくらいがベスト?
A. 口元から10〜15cmが理想的。近すぎると破裂音が入り、遠すぎると環境音が目立ちます。マイクアームで位置を固定するのが一番確実です。
マイクの比較レビューはサウンドハウスのユーザーレビューも参考になります。
まとめ
- 初心者はUSBコンデンサーマイクから始めるのが最も手軽
- 雑音が多い環境ならUSBダイナミックマイクが安心
- マイクアーム・ポップフィルター・ショックマウントは同時購入推奨
- OBSのノイズ抑制フィルターで音質をさらに底上げ
- 予算5,000〜20,000円の範囲で十分高品質なマイクが手に入る
配信マイクに関する追加Q&A
Q. マイクのホワイトノイズ(サーっという音)を消す方法は?
OBSのノイズゲートフィルターを追加すると、一定音量以下の音を自動でカットできます。ノイズゲートとノイズ抑制を組み合わせることで、ほぼ無音の環境を実現できます。それでもホワイトノイズが気になる場合は、マイク自体のノイズフロアが高い可能性があるため、グレードアップを検討しましょう。
Q. マイクアームは必須?
必須ではありませんが、強く推奨します。デスクに直置きするとキーボードの打鍵振動がマイクに伝わり、音質が低下します。マイクアームは2,000〜5,000円程度で購入でき、投資対効果が非常に高いアクセサリです。

マイクは一度買えば数年は使える長期投資です。配信の「聞きやすさ」に直結する機材なので、ここだけは少し奮発しても損はありません。



