「回線速度は速いのにPing値が高くてゲームがラグい…」
オンラインゲームの快適さを決めるのは、回線速度よりもPing値(遅延)の低さです。いくらダウンロード速度が速くても、Ping値が高ければゲーム中のラグは解消されません。
この記事では、ゲーマー向けの光回線の選び方と、Ping値を改善する具体的な方法を解説していきます。

Ping値とは?なぜ重要なのか
Ping値とは、自分のPCからゲームサーバーまでデータが往復するのにかかる時間を示す数値です。単位はms(ミリ秒)で表されます。
Ping値が低いほどサーバーとの通信が速く、操作の反映がリアルタイムに近づきます。逆にPing値が高いと、ボタンを押してから画面に反映されるまでにタイムラグが生じ、FPSでは致命的な不利になります。
回線速度(Mbps)は一度に送受信できるデータ量を表すものであり、通信の速さ(Ping値)とは異なる指標です。動画のダウンロードでは回線速度が重要ですが、オンラインゲームではPing値が最優先事項です。
ゲーマーにとって理想のPing値
- 0~10ms:最高(プロゲーマー水準)
- 10~20ms:非常に良好(FPSも快適)
- 20~40ms:良好(一般的なオンラインゲームは問題なし)
- 40~60ms:普通(ラグを感じ始める場面がある)
- 60ms以上:要改善(FPSでは明確に不利)
目安として、FPSをプレイするなら20ms以下、MMORPGなら40ms以下を目標にしましょう。
Ping値に影響する要因
回線の種類とプロバイダー
光回線でも、プロバイダーによってPing値は大きく異なります。IPv6 IPoE接続に対応したプロバイダーは、混雑時でもPing値が安定する傾向があります。
接続方式(有線 or Wi-Fi)
Wi-Fiは電波の状況によってPing値が不安定になります。ゲーミングPCは必ず有線LAN接続にしましょう。これだけでPing値が5~20ms改善することがあります。
ルーターの性能
古いルーターや低スペックなルーターは、パケット処理に時間がかかりPing値を悪化させます。ゲーミングルーターやIPv6 IPoE対応の高性能ルーターへの交換が効果的です。
ゲームサーバーとの距離
物理的にサーバーとの距離が遠いほど、Ping値は高くなります。国内サーバーなら10~30ms程度ですが、海外サーバーでは100ms以上になることもあります。
混雑時間帯
夜間の20時~24時はインターネット利用者が集中し、Ping値が上昇しやすくなります。IPv6 IPoE接続ならこの影響を受けにくいです。
Ping値はSpeedtest.netやWindowsのコマンドプロンプトで「ping google.com」と入力することで簡単に測定できます。

ゲーマーにおすすめの光回線
NURO光
最大2Gbps(一部エリアで10Gbps)の独自回線を使用しており、混雑の影響を受けにくくPing値が安定しやすいのが最大の特徴です。ゲーマーからの評価が非常に高い回線です。
ただし提供エリアが限定されているため、自宅が対象エリア内かどうかの確認が必要です。
auひかり
独自のKDDI回線を使用しており、NTT回線の混雑の影響を受けません。IPv6にも標準対応しており、安定したPing値と高速な通信が期待できます。
eo光(関西エリア)
関西エリア限定ですが、独自回線による安定性と、10Gbpsプランの提供が魅力です。関西在住のゲーマーには有力な選択肢となります。
フレッツ光(コラボ光)+IPv6 IPoEプロバイダー
NTT回線を利用するフレッツ光系の場合、IPv6 IPoE(v6プラス、transixなど)に対応したプロバイダーを選ぶことが重要です。おすすめのプロバイダーは以下のとおりです。
- GMOとくとくBB(v6プラス対応)
- enひかり(v6プラス/transix選択可能)
- OCN(IPoEアドバンス対応)
各回線の提供エリアはNTTフレッツ光のエリア検索(flets.com・サイト終了)で確認できます。
Ping値を改善する具体的な方法
1. 有線LAN接続にする
Wi-FiからCAT6A以上のLANケーブルによる有線接続に変更します。最も手軽で効果が大きい改善方法です。
2. IPv6 IPoE接続に切り替える
現在のプロバイダーでIPv6 IPoEが利用可能なら、設定を変更するだけで改善が期待できます。プロバイダーのマイページから確認・申し込みが可能です。
3. DNS設定を変更する
DNS設定をGoogle Public DNS(8.8.8.8 / 8.8.4.4)やCloudflare DNS(1.1.1.1 / 1.0.0.1)に変更することで、名前解決の速度が向上する場合があります。
4. ルーターを再起動・交換する
ルーターの再起動で一時的に改善するケースは多いです。改善が持続しない場合は、ルーター自体の交換を検討しましょう。
5. LANケーブルを交換する
古いCAT5ケーブルを使っている場合、CAT6AまたはCAT7に交換することで通信品質が向上します。
6. ゲーム内のサーバー設定を見直す
可能であれば、最も近いリージョンのサーバーを手動で選択しましょう。自動選択では必ずしも最適なサーバーが選ばれるとは限りません。
マンションタイプの光回線は、建物内で帯域を共有するため、戸建てタイプに比べてPing値が安定しにくい場合があります。改善が難しい場合は、戸建てプランへの変更やモバイル回線(home5Gなど)の併用も選択肢です。

回線速度よりPing値を重視すべき理由
オンラインゲームで実際に使用する帯域は、FPSで1~3Mbps程度です。つまり、下り100Mbpsの回線で十分すぎるほどの速度があります。
それよりも重要なのが通信の応答速度であるPing値と、通信の安定性を示すJitter(ジッター)です。Jitterとはping値のブレ幅のことで、この値が小さいほど安定した通信ができていることを意味します。
「回線速度500Mbps・Ping値50ms」より「回線速度100Mbps・Ping値10ms」の方が、ゲーム体験はかなり快適です。
Q&A:よくある質問
Q. 光回線以外でゲームはプレイできますか?
5Gホームルーター(home5Gなど)でもプレイは可能ですが、Ping値は光回線に比べて高めになります。FPSをガチでプレイするなら光回線が必須です。
Q. 回線を変えなくてもPing値を下げる方法はありますか?
有線接続、DNS変更、ルーター交換など、回線自体を変更しなくても改善できる方法は複数あります。まずはこれらを試してから回線変更を検討するのがおすすめです。
Q. VPNを使うとPing値は改善しますか?
特定のルーティングの問題で遅延が発生している場合、ゲーム向けVPN(ExitLagなど)で改善するケースがあります。ただし、多くの場合はVPNの経由分だけ遅延が増えるため、常用は推奨しません。
Q. プロバイダーの変更だけで改善しますか?
NTT回線を使用している場合、IPv6 IPoE対応のプロバイダーに変更するだけでPing値が20~30ms改善するケースがあります。回線工事が不要なため、手軽に試せる方法です。

もっと知りたい!追加Q&A
Q. マンションで光回線のPing値が不安定。改善策はある?
マンションタイプは共有帯域だから限界がある。改善策としては、IPv6 IPoE対応プロバイダーへの変更、有線接続の徹底、混雑時間帯を避けたプレイが有効。根本的にはNURO光やauひかりの戸建てプランに変更するのが最善だけど、マンションだと導入が難しい場合もある。
Q. Ping値が突然悪くなった場合、まず何をすべき?
まずルーターとONUの再起動を試そう。それでもダメならLANケーブルの抜き差し、DNSの変更を順に試す。プロバイダー側の障害の可能性もあるから、公式サイトで障害情報もチェックしてみて。

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まとめ
ゲーミングPCで快適なオンラインゲーム環境を構築するには、回線速度よりもPing値の低さと安定性を重視した光回線選びが重要です。
NURO光やauひかりなどの独自回線が理想的ですが、提供エリア外の場合はフレッツ光系のIPv6 IPoE対応プロバイダーを選びましょう。有線接続・DNS変更・ルーター交換といった対策も併用することで、Ping値を大幅に改善できます。快適なオンラインゲームライフのために、ぜひ見直してみてください。
回線速度の測定はFast.comでも手軽に行えます。


