ゲーミングPCのスペックは十分なのに、なんかfpsが安定しない。カクつく。そんな経験ない?
実はWindows 11の設定を最適化するだけで、同じハードウェアでもfpsが10〜20%向上することもある。お金をかけずにできるから、全部試す価値あり。
ゲームモードをONにする
設定→ゲーム→ゲームモードをONにする。ゲーム中のWindows Updateやドライバーのインストールが抑制されるから、突然のカクつきを防げる。
Windows 11ではデフォルトでONになってることが多いけど、念のため確認しておこう。
電源プランを最適なパフォーマンスに
設定→システム→電源とバッテリー→電源モードで「最適なパフォーマンス」を選択。
これをやるだけでCPUが常にフルスピードで動作するようになる。デスクトップPCなら電力消費のデメリットはほぼないから迷わず設定しよう。

ハードウェアアクセラレーションによるGPUスケジューリング
設定→システム→ディスプレイ→グラフィック→「ハードウェアアクセラレーションによるGPUスケジューリング」をONにする。
GPUのメモリ管理をWindowsカーネルではなくGPU自身に任せることで、入力遅延の低減とfpsの安定化が期待できる。
注意点として、古いGPUやドライバーだと逆効果になることもある。設定後にゲームのfpsが下がった場合はOFFに戻そう。
可変リフレッシュレート(VRR)をONに
設定→システム→ディスプレイ→「可変リフレッシュレート」をONにする。G-SyncやFreeSync対応モニターを使ってるなら必須の設定。
ティアリング(画面の横割れ)を防ぎつつ、V-Syncのような入力遅延を最小限に抑えられる。
仮想メモリ(ページファイル)の最適化
メモリ16GB以上あっても、仮想メモリの設定は見直しておいたほうがいい。
- システムの詳細設定→パフォーマンス→設定→詳細設定タブ
- 仮想メモリの「変更」をクリック
- 「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外す
- システムドライブ(C:)を選択→カスタムサイズ
- 初期サイズ:物理メモリの1.5倍、最大サイズ:物理メモリの3倍を目安に設定
不要なバックグラウンドアプリを停止
設定→アプリ→インストールされているアプリから、使っていないアプリのバックグラウンド実行をOFFにする。
特に以下のアプリはメモリやCPUを無駄に消費しがち。
- OneDrive(使わないなら同期を停止)
- Cortana
- Xbox Game Bar(使わない場合)
- メーカー製のユーティリティソフト

視覚効果を「パフォーマンス優先」に
Windowsの見た目のアニメーションをオフにすると、わずかだけどパフォーマンスが向上する。
システムの詳細設定→パフォーマンス→設定→「パフォーマンスを優先する」を選択。見た目がWindows XP風になるけど、ゲーム中は関係ないから問題ない。
「カスタム」で「スクリーンフォントの縁を滑らかにする」だけONにしておくと、文字が読みやすくなる。初期設定の全体像を知りたい人は以下の記事で解説しています。

NVIDIAコントロールパネルの最適化
- 電源管理モード:「パフォーマンス最大化を優先」
- 低遅延モード:「ウルトラ」(競技系FPSをプレイするなら)
- テクスチャフィルタリング品質:「高パフォーマンス」
- スレッドした最適化:「オン」
- 垂直同期:「オフ」(G-Sync/FreeSync使用時)
レジストリ・タスクスケジューラの注意点
ネットで「レジストリをいじれば爆速化」みたいな記事を見かけるけど、初心者はレジストリ編集に手を出さないほうがいい。
リスクに見合うほどの効果はないし、間違えるとシステムが起動しなくなることもある。この記事で紹介した設定だけで十分な効果がある。セキュリティ面の設定も気になる人は以下の記事で解説しています。



よくある質問(Q&A)
Q. 全部やったらどれくらいfps上がる?
A. 環境によるけど、5〜20%の向上が見込める。特に電源プランとGPU設定の効果が大きい。
Q. 設定変更で壊れたりしない?
A. この記事の設定はどれもWindowsの標準機能内。復元ポイントを作ってからやれば安心。
Q. ゲームごとに最適化は必要?
A. ゲーム内のグラフィック設定は個別調整が必要。OS側の最適化はすべてのゲームに共通で効く。
よくある失敗パターン
失敗1:「最適化ソフト」に頼る
「PCを高速化!」と謳うフリーソフトをインストールするのは絶対にやめておこう。レジストリクリーナーやブースター系のソフトは、効果がないどころかシステムを不安定にするリスクがある。この記事で紹介したWindows標準の設定変更だけで十分な効果が得られる。
失敗2:すべての視覚効果をオフにして困る
「パフォーマンスを優先する」を選んだら、文字がギザギザになって読みにくくなったというケースがよくある。前述のとおり、「カスタム」で「スクリーンフォントの縁を滑らかにする」だけはONにしておこう。見た目と性能のバランスが取れる。
失敗3:電源プランを変えたのにノートPCで持ち歩く
デスクトップなら問題ないけど、ノートPCで常に「最適なパフォーマンス」にしているとバッテリーがあっという間になくなる。ノートPCの場合は電源接続時のみ高パフォーマンス、バッテリー駆動時はバランスに切り替えるのが正解。


追加のQ&A
Q. Windows 11の最適化は定期的にやり直す必要がある?
基本的には一度設定すればOK。ただしWindowsの大型アップデート(年1〜2回)の後は設定がリセットされることがあるから、アップデート後に一通り確認しておくと安心。特にゲームモードとNVIDIAコントロールパネルの設定は戻りやすい。
Q. AMD GPUの場合はどうすればいい?
NVIDIAコントロールパネルの代わりにAMD Software: Adrenalin Editionで同様の設定ができる。Anti-Lag(低遅延モード)をONにして、電源設定を「パフォーマンス」にするのが基本。Radeon Chillという独自機能もあって、fps上限を設定してGPU温度を下げることも可能。
Q. SSDの最適化も必要?
Windows 11はSSDに対して自動でTRIM(不要データの整理)を実行してくれるから、手動での最適化はほぼ不要。ただしSSDの空き容量が10%を切ると書き込み速度が落ちるから、空き容量は常に20%以上をキープしておくのがベスト。使わないゲームはアンインストールして容量を確保しよう。
まとめ
- ゲームモードON+電源プラン変更は基本中の基本
- GPUスケジューリングと低遅延モードで体感が変わる
- 不要なバックグラウンドアプリは積極的に停止
- レジストリ編集は不要。標準設定の最適化だけで十分
- 怪しい「高速化ソフト」は逆効果になるから使わない
- 大型アップデート後は設定が戻っていないか確認
ハードウェアを買い替えなくてもできる最適化ばかりだから、ぜひ全部試してみて。詳しい検証データはPC Watchの記事も参考になる。



