「ドライバーって何?更新しなきゃダメなの?」って思ってる人、意外と多い。
ドライバーはハードウェアとOS(Windows)をつなぐソフトウェア。特にGPUドライバーはゲームのパフォーマンスに直結するから、こまめな更新が大事。
この記事では、ゲーミングPCで更新すべきドライバーの種類と、それぞれの更新方法を解説する。
GPUドライバーの更新(最重要)
ゲーミングPCで一番大事なドライバーがGPU(グラフィックボード)のドライバー。新しいゲームがリリースされるたびに最適化ドライバーが出ることもある。
NVIDIAの場合
- GeForce Experienceをインストール(未導入の場合)
- GeForce Experienceを起動→「ドライバー」タブを開く
- 新しいドライバーがあれば「ダウンロード」→「エクスプレスインストール」
- 再起動を求められたら再起動
「クリーンインストール」は既存のドライバー設定を全部消して入れ直すオプション。不具合が出たときに使う。
AMDの場合
AMD公式サイトからAdrenalin Softwareをダウンロード。インストール後、自動でGPUを検出してドライバーを更新してくれる。

チップセットドライバーの更新
チップセットドライバーはマザーボードの基本機能を制御するドライバー。GPUほど頻繁に更新する必要はないけど、新しいOSやBIOSとの互換性のために年に数回は確認しよう。
- Intel:Intel Driver & Support Assistantで自動検出・更新
- AMD:AMD公式サイトのチップセットドライバーページから最新版をダウンロード
オーディオドライバーの更新
サウンドカードやマザーボード内蔵オーディオのドライバー。Realtek製が大半。
Windows Updateで自動的に更新されることが多いけど、音が出ない・ノイズが入るといった不具合がある場合は、マザーボードメーカーのサポートページから最新版をダウンロードしよう。
ネットワークドライバーの更新
有線LAN(Intel I225-Vなど)や無線LAN(Intel AX211など)のドライバー。
オンラインゲーム中の回線切れやラグの原因がドライバーだったというケースは珍しくない。
Intel Driver & Support Assistantか、マザーボードメーカーのサポートページから更新できる。

周辺機器のドライバー・ソフトウェア
- マウス:Logicool G HUB / Razer Synapse / SteelSeries GG
- キーボード:同上(メーカー統合ソフトで管理)
- ヘッドセット:メーカー公式ソフトで音質・マイク設定
- コントローラー:Xbox系はWindows標準対応。PS系はDS4Windows等が必要な場合あり
ゲーミングPCの初期設定全般は以下の記事でまとめています。

ドライバー更新の注意点
- 「ドライバー更新ソフト」は使わない:Driver Boosterなどの自動更新ツールは不要なドライバーを入れてトラブルの原因になることがある
- 更新前に復元ポイントを作成:万が一のときに戻せるようにしておく
- 安定版を使う:ベータドライバーは不安定なことがあるから、正式リリース版を使おう
- Windows Updateも併用:一部のドライバーはWindows Update経由でも配信される
ドライバー更新の頻度の目安
- GPUドライバー:新しいゲームを買ったときor月1回程度
- チップセットドライバー:半年に1回程度
- その他のドライバー:不具合がなければそのままでOK
よくある質問(Q&A)
Q. ドライバーを更新したらゲームが動かなくなった
A. GPUドライバーの場合、DDU(Display Driver Uninstaller)でドライバーを完全削除してから再インストールすると解決することが多い。
Q. デバイスマネージャーで更新すればいい?
A. デバイスマネージャーの「ドライバーの更新」は最新版を検出できないことが多い。各メーカーの公式ツールを使おう。
Q. 全部のドライバーを最新にしないとダメ?
A. GPUドライバーだけ最新にしておけば基本的にはOK。他は不具合が出たときだけ更新すれば十分。


まとめ
- GPUドライバーの更新が最も重要。GeForce Experience/Adrenalinを活用
- チップセットドライバーは半年に1回チェック
- サードパーティの自動更新ツールは使わない
- 不具合が出たら復元ポイントで戻す
ドライバー更新はゲーミングPCの基本メンテナンス。面倒でもGPUドライバーだけは定期的にチェックしよう。
BIOS設定のチェックポイントは以下の記事で解説しています。



ドライバー更新でやりがちな失敗パターン
失敗1:「ドライバー更新ソフト」をインストールしてしまう
Driver BoosterやDriver Easyなどのサードパーティ製ドライバー更新ツールは、不要なドライバーを勝手にインストールしたり、古いバージョンを「最新」と誤認したりするリスクがある。結果としてPCが不安定になることも。ドライバー更新は必ずGeForce Experience(NVIDIA)やAdrenalin(AMD)など、各メーカーの公式ツールを使おう。
失敗2:更新後に再起動しないまま放置する
GPUドライバーの更新後は再起動が求められることが多い。「あとで」を選んでそのまま忘れると、新しいドライバーが正しく適用されないまま使い続けることになる。パフォーマンスが変わらない・逆に不安定になったと感じたら、まず再起動を試してみて。
失敗3:ベータ版ドライバーを常用する
NVIDIAやAMDが公開するベータ版ドライバーは新機能を早く試せるけど、安定性に欠けることがある。普段使いは正式リリース版(Game Ready Driver等)を選ぶのが無難。ベータ版は特定のゲームで深刻な不具合がある場合の応急処置として考えよう。


ドライバー更新の追加Q&A
Q. DDU(Display Driver Uninstaller)はいつ使うべき?
通常のドライバー更新では不要。DDUは「ドライバーを完全削除してクリーンな状態にする」ためのツールで、以下のケースで使う。
- ドライバー更新後に画面がちらつく・ブラックアウトする
- ゲームが頻繁にクラッシュするようになった
- NVIDIA→AMDなど、GPU自体を別メーカーに乗り換えた
DDUはセーフモードで実行するのが推奨されている。通常モードだと完全にドライバーが削除できないことがある。
Q. GeForce Experienceの「最適化」機能は使うべき?
ゲーム設定を自動で最適化してくれる便利機能だけど、必ずしも自分の好みに合うとは限らない。fps重視なのに画質重視の設定にされることもある。初心者のうちは参考にするのはアリだけど、慣れてきたらゲーム内設定を自分で調整したほうが満足度は高い。
Q. AMD GPUのドライバー更新頻度は?
NVIDIAと同様に、新しいゲームの発売に合わせてドライバーがリリースされることが多い。AMD Software: Adrenalin Editionを起動すれば自動で最新ドライバーを検出してくれる。更新頻度は月1〜2回程度が目安。



