ゲーミングPCを購入するとき、必ず聞かれるのが「延長保証をつけますか?」という質問。結論から言うと、15万円以上のPCなら延長保証をつけておくのがおすすめ。その理由と各社の保証内容を詳しく解説するよ。
標準保証だけでは不十分な理由
ほとんどのBTOメーカーは標準で1年間の無償保証をつけている。でもゲーミングPCって、1年を過ぎたあたりから不具合が出やすくなるパーツがある。
- GPU(グラフィックボード):高負荷で常に稼働するため劣化が早い
- 電源ユニット:経年劣化でコンデンサが膨張する
- 冷却ファン:ベアリングの摩耗で異音が発生
- SSD:書き込み寿命に達する(ヘビーユーザーの場合)
GPUの修理・交換は5〜10万円、電源ユニットの交換は1〜3万円かかる。保証が切れた直後に壊れると、修理費だけで延長保証の何倍もの出費になる。

主要BTOメーカーの延長保証を比較
ドスパラ(GALLERIA)
| 保証プラン | 期間 | 料金 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 標準保証 | 1年 | 無料 | 自然故障のみ |
| セーフティサービス | 月額 | 月680円〜 | 自然故障+物損 |
ドスパラの特徴は月額制のセーフティサービス。物損(落下・水濡れ)もカバーするのが他社にない強み。ドスパラのサポートページで詳細を確認できる。
マウスコンピューター(G-Tune)
| 保証プラン | 期間 | 料金 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 標準保証 | 3年 | 無料 | 自然故障 |
| 延長保証 | 5年 | PC価格の約7〜10% | 自然故障 |
マウスコンピューターは24時間365日の電話サポートに加え、標準保証が3年と業界最長クラスなのが特徴。延長保証をつけると5年間フルサポートを受けられる。
パソコン工房(LEVEL∞)
| 保証プラン | 期間 | 料金 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 標準保証 | 1年 | 無料 | 自然故障 |
| 延長保証 | 3年/4年 | PC価格の約6〜10% | 自然故障 |
パソコン工房は4年まで延長可能。長く使いたい人には4年保証がコスパ良し。
フロンティア
| 保証プラン | 期間 | 料金 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 標準保証 | 1年 | 無料 | 自然故障 |
| 延長保証 | 3年 | PC価格の約5〜8% | 自然故障 |
フロンティアはセール価格が安い分、延長保証料率も比較的良心的。

延長保証が必要な人・不要な人
- 15万円以上のPCを購入する人
- 毎日4時間以上ゲームをプレイする人
- 自分でパーツ交換する知識がない人
- 3年以上使い続ける予定の人
- 万が一の修理費を払う余裕がない人
逆に、以下の人は延長保証なしでもいいかもしれない。
- 自作PCの経験があり、自分でパーツ交換できる人
- 2年以内に買い替える予定の人
- 10万円以下の低価格モデルを購入する人(保証料が割高になる)
延長保証で知っておくべき注意点
- 自己改造は保証対象外:メモリ増設やGPU交換を自分でやると保証が無効になる
- 物損は別料金:落下・水濡れなどは標準の延長保証では対象外のことが多い
- 消耗品は対象外:バッテリー(ノートの場合)やファンの経年劣化は対象外の場合がある
- 購入時にしか加入できない:後から延長保証に入ることはできないメーカーがほとんど
特に「購入時にしか加入できない」という点は重要。後から「やっぱり入っておけばよかった」と後悔しても手遅れになる。迷ったら入っておくのが無難だよ。

保証を使わずに済む対策
そもそも故障のリスクを下げることも大事。以下の対策を実践すれば、パーツの寿命を延ばせる。
- 定期的な内部清掃(3〜6ヶ月に1回、エアダスターでホコリ除去)
- 室温管理(夏場はエアコン必須、室温30度以上はGPUに厳しい)
- 電源タップにサージプロテクター(雷サージから保護)
- UPS(無停電電源装置)の導入(予算に余裕があれば)
PC管理の詳細はPC Watchの記事が参考になる。
よくある質問(Q&A)
Q. 延長保証と家電量販店の保証は併用できる?
基本的にできない。メーカー保証と家電量販店の独自保証は別物だから、どちらか一方を使う形になる。BTOで直接購入した場合はメーカーの延長保証を利用しよう。
Q. 延長保証に入ったのに修理を断られることはある?
ある。自己改造(メモリ増設・パーツ交換)や、水濡れ・落下などの物損は対象外のケースが多い。保証規約をよく読んで、対象範囲を把握しておこう。
Q. 保証期間内に使わなかったら損?
保険と同じで「使わなかったら儲けもの」。壊れなかったことに対してお金を払ったと考えるのが健全。修理費5万円のリスクを数千円でヘッジできたと思えばいい。
Q. ノートPCとデスクトップ、どっちが壊れやすい?
一般的にはノートPCのほうが故障率が高い。排熱が厳しく、持ち運びによる物理的な負荷もかかるため。ノートゲーミングPCこそ延長保証の価値が高い。
BTOメーカーの比較情報はthe比較も参考になる。
もっと知りたい!追加Q&A
Q. 延長保証に入った後、自分でメモリを増設したら保証は無効になる?
メーカーによるけど、多くの場合は自己改造として保証対象外になる。メモリ増設をBTOのカスタマイズ時に済ませておくか、保証期間後に自分でやるのが安全な選択。
Q. 延長保証の費用はPC代金に対して何%が相場?
3年保証で本体価格の5〜10%程度が相場。20万円のPCなら1〜2万円。GPU修理1回分と考えればコスパは良い。

まとめ
- 15万円以上のPC→延長保証は入っておくべき
- 毎日ゲームする人→故障リスクが高いので保証推奨
- 自分で修理できる人→不要な場合もある
- 購入時にしか入れない→迷ったら加入が正解
よくある失敗パターン
1. 購入後に延長保証に入ろうとして断られる
延長保証は購入時にしか加入できないメーカーがほとんど。「とりあえず様子見して後で入ろう」と思っていたら、加入期限が過ぎていたというケースが非常に多い。迷ったら購入時に加入しておこう。
2. 自分でパーツを交換して保証を無効にしてしまう
メモリ増設やSSD追加は簡単だけど、自己改造として保証対象外になるメーカーもある。パーツ交換を予定しているなら、購入時のカスタマイズ画面で済ませておくか、保証規約を事前に確認しておこう。
3. 保証の範囲を理解せず「何でも修理してもらえる」と思い込む
延長保証は自然故障が対象。水濡れ、落下、過電圧による故障は対象外のケースがほとんど。特にゲーミングノートPCは持ち運び時の落下や飲み物こぼしのリスクがあるから、物損保証が付いているかも確認しよう。

延長保証の追加Q&A
Q. 延長保証とメーカー保証の違いは?
メーカー保証(通常1年)は製品の初期不良や設計上の問題をカバー。延長保証はメーカー保証終了後の自然故障もカバーする。特にGPUやマザーボードの故障は2〜3年目に発生しやすいから、延長保証の価値が出やすいよ。
Q. ゲーミングノートPCこそ延長保証が必要?
その通り。ノートPCはデスクトップに比べて故障率が高い。排熱の厳しさ、持ち運びによる衝撃、バッテリー劣化など、デスクトップにはないリスクが多い。ノートPCを買うなら3年以上の延長保証は必須レベルだよ。
Q. 保証に入らずに壊れた場合の修理費用の目安は?
GPU故障で5〜10万円、マザーボード交換で3〜5万円、液晶パネル(ノート)で3〜7万円が相場。延長保証の費用(1〜2万円)と比較すると、保証に入っておいたほうがリスクヘッジとして合理的だよ。

延長保証は「お守り」ではなく「投資」。高額なゲーミングPCを長く安心して使いたいなら、購入時に検討してみてね。


