BTOでゲーミングPCを注文するとき、カスタマイズ画面を見て「何を変えればいいかわからない」ってなる人は多い。でも実はカスタマイズすべきポイントは3〜4箇所だけ。この記事では、初心者がBTOカスタマイズで迷わないように、優先度の高い順に解説していくよ。
カスタマイズの大前提
まず知っておいてほしいのは、BTOの標準構成は「そのまま使える」レベルに仕上がっているということ。カスタマイズはあくまで「より快適にするため」の調整であって、必ずしも必要ではない。
つまり「わからないからそのまま注文する」でも大きな問題はない。そのうえで、コスパ良く強化できるポイントを紹介していく。

優先度1:メモリ(RAM)
もっともコスパよくカスタマイズできるのがメモリ。2026年時点では32GBが快適ラインだよ。
- 16GB:最低限。軽いゲームなら問題ないが、ブラウザと同時起動するとカツカツ
- 32GB:おすすめ。ほぼすべてのゲームで快適。配信も余裕
- 64GB:動画編集や3DCGもやるなら。ゲームだけなら過剰
BTO注文時に16GB→32GBへのアップグレードは5,000〜8,000円程度。後から自分で増設することもできるけど、BTOで最初から32GBにしておくのが一番楽。
優先度2:SSD(ストレージ)
最近のゲームは1本50〜100GBが当たり前。標準の500GBだと3〜4本インストールしたらいっぱいになる。
- 500GB:最低限。ゲーム2〜3本+OS
- 1TB:おすすめ。ゲーム5〜8本は余裕
- 2TB:大量のゲームをインストールしたい人向け
1TBへのアップグレードがもっともコスパが良い。追加費用は3,000〜6,000円程度で、後から外付けSSDを買うよりずっと安い。NVMe(M.2)タイプを選ぶのを忘れずに。

優先度3:電源ユニット
地味だけど超重要なのが電源ユニット。電源の品質はPCの寿命と安定性に直結する。
- 80PLUS Bronze:標準的。普通に使うなら問題なし
- 80PLUS Gold:おすすめ。変換効率が高く、発熱と電気代が減る
- 80PLUS Platinum:最上級。24時間稼働する人や電気代を気にする人向け
Bronze→Goldへのアップグレードは2,000〜5,000円程度。電源は壊れると他のパーツも巻き込む可能性があるから、ここはケチらないほうがいい。
優先度4:CPUクーラー
ゲーム中のCPU温度を下げて、パフォーマンスを安定させるのがCPUクーラー。標準のリテールクーラーでも動くけど、夏場は温度が上がりやすいから、余裕があれば強化しておきたい。
- リテールクーラー:標準付属。静音性はイマイチ
- サイドフロー空冷:おすすめ。冷却性能と静音性のバランスが良い
- 簡易水冷:ハイエンドCPU向け。冷却性能最強だがやや高い
サイドフロー空冷へのアップグレードは3,000〜5,000円。パソコンの静音性もかなり改善する。

カスタマイズしなくていいポイント
逆に、初心者がカスタマイズする必要がないポイントもある。
- CPUとGPU:ベースモデルの時点で決まっている。変えたいなら別モデルを選ぶほうが良い
- マザーボード:標準品で十分。オーバークロックしないなら不要
- OS:Windows 11 Homeで問題なし。Proは企業向け機能が多い
- 光学ドライブ:ほぼ使わない。必要になったら外付けでOK
- ケース:見た目の好みだけ。性能に影響しない(エアフローは影響するが標準で問題なし)
予算別カスタマイズ例
追加予算5,000円の場合
メモリ16GB→32GBのアップグレード一択。もっともコスパが高い。
追加予算1万円の場合
メモリ32GB+SSD 1TBの組み合わせ。これだけで使い勝手がかなり変わる。
追加予算2万円の場合
メモリ32GB+SSD 1TB+電源Gold+CPUクーラー強化。これが「やるべきカスタマイズ全部盛り」。ドスパラのカスタマイズ画面で実際にシミュレーションしてみよう。

よくある質問(Q&A)
Q. カスタマイズと後付けパーツ交換、どっちが安い?
BTOカスタマイズのほうが安いことが多い。後付けだとパーツ代に加えて工具や手間がかかるし、自信がなければショップに交換を依頼する工賃も発生する。
Q. カスタマイズしすぎて予算オーバーになりそう
メモリとSSDだけ変えて、あとは標準のままが予算管理しやすいよ。電源とクーラーは予算に余裕があるときだけでOK。
Q. BTOのカスタマイズ画面が難しくて諦めそう
各BTOショップにはチャットサポートや電話相談がある。「ゲームを快適にやりたいんですけど、おすすめのカスタマイズは?」と聞けば丁寧に教えてくれるよ。
Q. Wi-Fiは内蔵すべき?
デスクトップの場合、有線LAN接続が基本。ただしルーターと離れた場所に設置するなら、Wi-Fi内蔵オプション(1,000〜3,000円)をつけておくと便利。後から外付けWi-Fiアダプターを買うこともできる。
BTOカスタマイズの詳細比較はthe比較が参考になる。
もっと知りたい!追加Q&A
Q. BTOのカスタマイズで選べるSSDのGen3とGen4、体感差はある?
ゲームのロード時間では体感差はほぼない。ベンチマーク上の数字は大きく違うけど、実使用では1〜2秒の差程度。予算に余裕があればGen4にしておくと将来性があるけど、Gen3でも全く問題なし。
Q. カスタマイズ画面の「翌日出荷」と「通常出荷」の違いは?
翌日出荷はカスタマイズなしの在庫品をそのまま発送。通常出荷はカスタマイズ内容に合わせて組み立てるから1〜2週間かかる。急いでいるなら翌日出荷モデルを選ぼう。

まとめ
- 優先度1:メモリ32GB(+5,000円)
- 優先度2:SSD 1TB(+3,000〜6,000円)
- 優先度3:電源80PLUS Gold(+2,000〜5,000円)
- 優先度4:CPUクーラー強化(+3,000〜5,000円)
よくある失敗パターン
1. 全部のオプションを盛って予算オーバーする
カスタマイズ画面は「あれもこれも」と追加したくなるけど、気づいたら合計金額が2〜3万円上がっていたというのはよくある失敗。優先度を決めて、メモリ→SSD→電源の順でアップグレードするのがコスパの良い選び方だよ。
2. 不要なセキュリティソフトやOfficeを追加する
カスタマイズ画面にはセキュリティソフト(3,000〜5,000円)やMicrosoft Office(2〜3万円)のオプションがあるけど、Windows Defenderで十分だし、OfficeはGoogleドキュメントやLibreOfficeで代用できる。本当に必要かよく考えてから追加しよう。
3. CPUクーラーを標準のまま放置する
K付きCPUや高TDPのCPUを選んだのに、CPUクーラーを標準(リテール)のままにする人が多い。標準クーラーでは高負荷時に温度が上がりすぎて、性能が制限されるリスクがある。+3,000〜5,000円で冷却性能が大幅に向上するから、ここは投資すべきだよ。

BTOカスタマイズの追加Q&A
Q. 後から自分でメモリを増設するのとBTOで最初から32GBにするの、どっちが安い?
価格差はほとんどない(+3,000〜5,000円程度)。ただしBTOのカスタマイズなら動作確認済みで保証も効くから、初心者はBTOで最初から32GBにしておくのが安心だよ。
Q. 電源の80PLUS認証って何が違う?
Bronze→Gold→Platinumの順に変換効率が高い。Goldは変換効率90%以上で、Bronze(85%以上)と比べて発熱が少なく電気代も安くなる。+2,000〜5,000円程度でGoldにできるから、長期的に使うならアップグレードする価値があるよ。
Q. BTOのカスタマイズで絶対に変えないほうがいいパーツは?
GPUとCPU。これらは最初から最適な組み合わせで設定されていることが多いから、BTOモデルの選択時点で決めておこう。カスタマイズ画面ではメモリ・SSD・電源・CPUクーラーに集中するのが正解だよ。

全部やっても追加2万円以内。これで数年間快適にゲームを楽しめるなら、コスパの良い投資だよ。


